135ccヨーグルト瓶 特 集 - 1 3 5 c c ヨ ー グ ル ト 瓶

135cc瓶のもくじ ハトヨーグルト系列
(東洋発酵乳)
スタームヨーグルト系列
(日本乳酸研究所)
ビオールヨーグルト系列
(スタム栄養科学研究所)

ルナ・ヨーグルトン系列
(日本ルナ/ヨーグルトン乳業)
ソフトヨーグルト系列
(弘乳舎)
ビオグルト系列
(日本ビオグルト)
ビタヨーグルト系列
(日本栄養研究所)

サン/SPヨーグルト系列
(太陽化研/サンヨーグルト)
天洋グルト系列
(天洋社薬品工業)
デラックスヨーグルト系列
(日研乳業)
フジヨーグルト系列
(フジヨーグルト)

スーパーヨーグルト系列
(スーパーヨーグルト研究所)
系列不詳・独立系(1)
(乳業/乳酸菌飲料専業)
系列不詳・独立系(2)
(清涼飲料水/その他メーカー)
系列不詳・独立系(3)
(食品メーカー)

ハトヨーグルト系列スタームヨーグルト系列ビオールヨーグルト系列ルナ・ヨーグルトン系列ソフトヨーグルト系列ビオグルト系列ビタヨーグルト系列サン/SPヨーグルト系列天洋グルト系列デラックスヨーグルト系列フジヨーグルト系列スーパーヨーグルト系列系列不詳・独立系(1)(乳業/乳酸菌飲料専業)系列不詳・独立系(2)(清涼飲料水/その他メーカー)系列不詳・独立系(3)(食品メーカー)

これらの瓶が流通した昭和30〜40年代は、牛乳とともに乳酸菌飲料やヨーグルトの存在が脚光を浴び、本格的な普及を成し遂げた一大成長期。ピーク時には2,000余の事業者が参入、様々なブランドが乱立も、ブームが去って廃業・撤退相次ぎ、大半は泡沫銘柄として淘汰されてしまった。

ヤクルト類似品(多くは小瓶・容量90cc以下)は、さながら戦国時代の様相。大手乳業はもちろん、アミトール、ヤクトール、ハミルト、カーラ、ピロン、ケルン、カルミー、ミルシー、スターム、エリス、エルビー、ヨーグルトン、パルン、ピロビタン等の亜流が群雄割拠、そのブランドを全国区にすべく営業を競い合った。

本項に掲載の瓶は、西日本、とりわけ九州地方で盛んに売り出された135cc詰め「自称ヨーグルト」群。ヨーグルトを名乗るが固形ではなく、「乳酸菌」云々の添え書き通り、ほとんど乳酸菌飲料(飲むヨーグルト)だ。10年ほど続いたヨーグルト・バブルの夢の跡である。


ヤクルトを始めとする乳酸菌飲料専門業者は、主にボトリング方式で新規販路を開拓した。本社は自社商品直売に加え、希釈販売用の原液(製法ノウハウ)を供給するフランチャイズ本部であり、全国における製造・販売は各地域の契約者(ボトラー)がほぼ独立して行う格好だ。

だから例えばヤクトールの小瓶には、商品名やロゴは同じでも、製造者の異なる複数のタイプがある。当時の業界名鑑が「乳酸菌飲料処理場は異動が甚だしく、出来得る限り調査して掲載した」と逃げ腰になるほどで、地場中小の食品会社や製菓会社の新規参入、零細の個人経営者さんが実に多い。


135cc瓶装は、知る限り昭和60年代までに絶滅した。恐らく製瓶メーカー各社も、こうしたガラス瓶の生産は打ち切って久しいだろう。中途半端な分量ではある。一般的な乳酸菌飲料は60〜90ccだったので、ひと口か、ふた口ぶんオマケ。たっぷり飲めて、ちょっとお得みたいな位置付けか。

飲みくちの口径や高さは普通の牛乳瓶(180〜200cc)と同じ、底部直径が一回り小さい。標準仕様のビン詰めライン(充填・打栓・冠帽機)にスペーサーを付与すれば、そのまま使える汎用性を意識した?作りと思う。試験管のようにスリムな瓶だが、ちゃんと丸瓶・四角瓶・六角瓶のバリエーションもある。

製瓶は大和硝子や日本耐酸壜工業、広島硝子製が圧倒的。銘柄あたり小ロットの発注を大手(石塚・山村・東洋)が避けて、中堅メーカーで吸収した感じだ。なお、ブーム真っ最中の専門会社や異業種の一時参入、個人起業が中核を占めるため、[全国のローカル乳業]内へのリストアップは見送っている。


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