135ccヨーグルト瓶 135ccヨーグルト瓶 - ルナ・ヨーグルトン系列

  ルナ・ヨーグルトン (1)ルナ・ヨーグルトン (1)     ルナ・ヨーグルトン (2)ルナ・ヨーグルトン (2)            中村のルナヨーグルト          
ルナ・ヨーグルトン (1) (2) / 中村のルナヨーグルト

(株)西日本ヨーグルトン
大分県大分市上野北町465
石塚硝子製
135cc底面陰刻

清水飲料工業所
鹿児島県鹿屋市向江町25-14
広島硝子工業製
135cc底面陰刻

中村牛乳店
鹿児島県揖宿郡頴娃町別府6644
石塚硝子製
135cc底面陽刻

<ルナ・ヨーグルトン系列>(東京/関西ルナ・東京/大阪/四国/西日本ヨーグルトン)

主に西日本一帯を広くカバーしていた統一ブランド。大多数の系列事業者さんは既に撤退・廃業されたが、現在もなおヨーグルトン乳業(旧・西日本ヨーグルトン)、日本ルナ(旧・関西ルナ)、ルナ物産(旧・四国ヨーグルトン)など生き残り組が健在、たくましく生産・営業を続ける。

◆西日本ヨーグルトン⇒ヨーグルトン乳業

大分県の(株)ヨーグルトン乳業は、昭和24年の「栄養化学研究所」が原点。ヨーグルトンの元祖だ。経営者・外園繁氏の業歴は同13年、ヤクルト(代田保護菌普及会)への出資、同配給所の運営に遡る。

戦後、本家ヤクルトが再興にもたつくなか、「ネオヤクルト」と称する類似品を勝手に作って急成長。間もなく大分に前記の研究所を立ち上げ、ヨーグルトンの銘を展開。精力的に販売網を広げ、本家と激しく対立した。

昭和33年に東京・大阪へ工場を新設、工場毎に独立採算制を導入して分社化(東京ヨーグルトン・大阪ヨーグルトン・西日本ヨーグルトン)。西日本の拠点が44年に現社名へ改称、現役操業中である。

西日本ヨーグルトンの電話帳広告(昭和42年)
画像上:西日本ヨーグルトンの電話帳広告(昭和42年)

◆ヨーグルトンの由来・マークについて

ブランド名は「運が開ける」含意でヨーグルトに“ン”の字を加えたもの。他社とは違う、ヨーグルトの改良優秀品をあらわす造語。ハートマークにリボンの帯を重ねた商標のテーマは、元気はつらつ「若人の青春」。中に記すアルファベットは製造工場(原液供給元)によって異なる。

ヨーグルトンの歴史 (ヨーグルトン乳業) / 関東ヨーグルトンでバイト (黄昏て爺放談)
ヨーグルトン瓶…川で拾いました (Lonsome・chika-blog)
謎の牛乳箱「ヨーグルトン」 / 『ヨーグルトン』の牛乳箱 (なおのブログ)

EKK(栄養化学研究所の頭文字)が大阪ヨーグルトン、KNY=(株)西日本ヨーグルトン、後に勃興するKYK=関西ヨーグルトン(株)、YNY=(有)中日本ヨーグルトン、TLK/LUNA=東京ルナ(株)/ルナ汎用。

関西ヨーグルトンの会社広告(昭和46年)関西ヨーグルトンの会社広告(昭和49年)
画像上:関西ヨーグルトンの会社広告(左から昭和46年、同49年)

◆関西ルナ⇒日本ルナ/東京ルナ

日本ルナ(株)は高級バニラヨーグルトや、本邦初の「のむヨーグルト」(というネーミングの製品)を売り出したことで知られる、生き残り組の最大手。前身の関西ルナ(株)は昭和39年に大阪で設立。平成4年、日本ハムと提携して同グループ傘下入り。平成9年に京都へ移転、同13年、現社名に改称する。

関西ルナの会社広告(昭和43年)関西ルナの会社広告(昭和49年)
画像上:関西ルナの会社広告(左から昭和43年、同49年)

傍系の別法人・東京ルナ(株)(板橋区成増)は、港区にあった清涼飲料水メーカー日東飲料(株)(IAキャッシュ)の関連会社・製造拠点として存続も、平成20年、日東さん廃業にともない消滅した。

東京<酎ハイ>物語-焼酎割り飲料は東京のローカル文化だ!<後編> (WEB本の雑誌)
ラムネの日-5月4日 (おこよみ焼き) / レモネード (This is RADIO MEGAPHONES)

◆四国ヨーグルトン⇒ルナ物産

愛媛県松山市のルナ物産(株)は、OEM比率の高いメーカーさん。9割ほどは他社ブランドの受託らしい。前身は(有)四国ヨーグルトン、昭和40年の設立。同44年に現社名へ改称した。

当時は醗酵乳の原液と、小売り向けの専用瓶・紙栓ほかを一括納入する業態。つまり関連資材の卸売りも行った商売上の都合で、ルナ物産という商事会社のような名前になったという。

◆東京ヨーグルトン/大阪ヨーグルトン⇒日酪

東京ヨーグルトン(埼玉県所沢市)は昭和40年代初期に閉鎖か、仔細不明。大阪ヨーグルトン(株)(西成区)は和泉工場(和泉市)も設けて活発に営業を続けたが、昭和50〜60年代には廃業と見られる。

しかし和泉工場は昭和40年代中期に(株)日酪へ改称すると、東洋醗酵乳(⇒ハトヨーグルト)が事業を買収、経営交代。晩年はチーズ製造をメインに平成20年末まで存続を果たした。

東洋発酵乳は森永乳業の子会社になっていたため、日酪廃業のニュースリリース(PDF)は森永から出ている。原料高騰や販売量の減少が続き、今後の業績改善が見込めず、解散・清算とのことだ。

◆多すぎて辿り切れないヨーグルトン軍団

個人・法人を問わず、ヨーグルトン系の拠点は極めて多い。昭和40年代の乳酸菌飲料製造業者名簿に、往時の勢力が垣間見える。各ブランドは、まさにこうした形で全国普及を目指しており、伸張期のヤクルトも同様だった。地域ごと熱心な起業家が、事業拡大の尖兵となったわけである。

(資)ヨーグルトン宮城支部(宮城県仙台市)
(株)ヨーグルトン能代支部(宮城県能代市)
ヨーグルトン(株)伊勢崎支部(群馬県伊勢崎市)
(有)信越ヨーグルトン(長野県上田市)
ヨーグルトン諏訪支部(長野県諏訪郡)
(有)中日本ヨーグルトン(愛知県小牧市)
(有)福井ヨーグルトン(福井県坂井郡)
(株)ヨーグルトン大津支部(滋賀県大津市)
ヨーグルトン栄養研究所大上支部(滋賀県大上郡)
泉南ヨーグルトン(兵庫県岸和田市)
(有)阪奈ヨーグルトン(大阪府岸和田市)
豊中ヨーグルトン(大阪府豊中市)
関西ヨーグルトン(株)(大阪市吹田市)
ヨーグルトン大阪南部(大阪市阿倍野区)
ヨーグルトン神戸支部(神戸市長田区)
ヨーグルトン有田支部(和歌山県有田市)
ヨーグルトン乳業(株)(鳥取県鳥取市)
高松ヨーグルトン(香川県高松市)
ヨーグルトン若戸支部(福岡県北九州市)
西日本ヨーグルトン八代支部(熊本県八代町)
西日本ヨーグルトン長崎支部(長崎市赤迫町)
西日本ヨーグルトン(長崎県諌早市)
ヨーグルトン水前寺支部(鹿児島県出水町)
ヨーグルトン人吉販売所(鹿児島県人吉町)
ヨーグルトン山川支部(鹿児島県揖宿郡)
串木野栄養化学研究所西日本ヨーグルトン支部
(鹿児島県串木野市)
西日本ヨーグルトン日置支部(鹿児島県日置郡)
川内ヨーグルトン(鹿児島県川内市)
中野ヨーグルトン(鹿児島県薩摩郡)
ヨーグルトン隼人支部(鹿児島県姶良郡)
西日本ヨーグルトン国分支部(鹿児島県国分市)
垂水ヨーグルトン(鹿児島県垂水市)
南日本ヨーグルトン東串良工場(鹿児島県肝属郡)

◆ルナ?ヨーグルトン?ブランドの錯綜

「ヨーグルトン」と「ルナ」、両ブランドの関係は複雑怪奇で良く分からない。多数のプレイヤー、系列・資本関係が入り乱れ、誰が最初に何を始め、途中からどうなって、最後はどんな風に落ち着いたのか、五里霧中だ。

商品展開は各社自由奔放。「ヨーグルトン」「ルナ」それぞれ単体で扱う場合もあれば、掲載瓶の通り繋げて書いてみたり、「ルナーヨーグルト ヨーグルトン」なる“フルバージョン”すらあった。

さらに「ルナパピー」「パルトン」「ヨーデルトン」「ソフトン」ほか、派生アイテムが多数生まれている。普通の牛乳の銘柄がこんな風に錯綜する例はないので、話をまとめにくい。ルナ系列の工場から供給するヨーグルトン原液、逆にヨーグルトンで作ったルナ原液…主要2大ブランドをみんなで使い倒した?感じだろうか。

― 参考情報 ―
ヨーグルトン宮城工場の紙栓 / 福井ヨーグルトン / 前田ヨーグルトン
ヨーグルトン大阪南部、大阪ヨーグルトンの紙栓 / 板倉商店、豊中ヨーグルトン / 西日本ヨーグルトン
西日本ヨーグルトン長崎支部、諫早ヨーグルトンの紙栓 (牛乳キャップ収集家の活動ブログ)
大阪ヨーグルトンの紙栓 (もぐら) / 大阪府の牛乳キャップ03 (ほどほどCollection)


135cc瓶のもくじ ハトヨーグルト系列
(東洋発酵乳)
スタームヨーグルト系列
(日本乳酸研究所)
ビオールヨーグルト系列
(スタム栄養科学研究所)

ルナ・ヨーグルトン系列
(日本ルナ/ヨーグルトン乳業)
ソフトヨーグルト系列
(弘乳舎)
ビオグルト系列
(日本ビオグルト)
ビタヨーグルト系列
(日本栄養研究所)

サン/SPヨーグルト系列
(太陽化研/サンヨーグルト)
天洋グルト系列
(天洋社薬品工業)
デラックスヨーグルト系列
(日研乳業)
フジヨーグルト系列
(フジヨーグルト)

スーパーヨーグルト系列
(スーパーヨーグルト研究所)
系列不詳・独立系(1)
(乳業/乳酸菌飲料専業)
系列不詳・独立系(2)
(清涼飲料水/その他メーカー)
系列不詳・独立系(3)
(食品メーカー)

掲載情報には各種Webサイトや書籍資料(参考文献一覧)の参照/引用、その他伝聞/推測が含まれます(利用上のご注意)。



漂流乳業