桑原牛乳 (1)桑原牛乳 (1) 桑原牛乳 (2)桑原牛乳 (2)
桑原牛乳 (1)

桑原牛乳店
新潟県新潟市赤塚坂田791-1
石塚硝子製・正180cc側面陽刻
昭和43〜45年頃
桑原牛乳 (2)

桑原牛乳店
新潟県新潟市赤塚坂田791-1
石塚硝子製・正180cc側面陽刻
昭和40年代中期〜後期

桑原牛乳 (3)桑原牛乳 (3) 桑原牛乳 (4)桑原牛乳 (4)
桑原牛乳 (3)

桑原牛乳店
新潟県新潟市赤塚坂田791-1
石塚硝子製・正180cc側面陽刻
昭和50〜60年代
桑原牛乳 (4)

桑原牛乳店
新潟県新潟市赤塚坂田791-1
石塚硝子製・正180cc側面陽刻
昭和40年代中期〜50年代?

少なくとも80年以上に渡って商われた、下越地方のローカル銘柄。平成27年に廃業され、ブランドは消滅。いっぽう市内の近接エリア(旧・西蒲原郡巻町)には、同じく「桑原牛乳」銘を商う本家筋のミルクプラントが残っており、こちらは今なお現役の老舗だ。

本家は大正3年、巻町成立以前の峰岡村に創業。もともと同村にあった牛乳屋が店仕舞いする際に諸権利を譲り受け、乳牛一頭から始めた仕事という。

巻商工会だより(平成26年11月-第562号)(巻商工会) ※PDF
赤塚の桑原牛乳さん〜2年前に辞められたとのことです (Twitter@seinyusha)

◆ご親族・同銘展開の乳業

本項の赤塚桑原は昭和初期に分家/独立の経過だろうか。両者の区別を促す意図で?ビンには所在(旧・西蒲原郡赤塚村)の“赤塚”を強調標示している。

ご親族・同銘展開の乳業は全国各地に見られた(山形・ゴトウ牛乳/兵庫・松野牧場/岡山・長谷川牧場)。しかし各拠点ともにメーカーとして現存は極めて稀だ。滋賀の本間牧場さんや、大阪のいかるが牛乳さんなどが数少ない例である。

◆掲載ビン4本について

いずれも「要冷蔵」注記をともなうため、昭和43年以降、50〜60年代にかけて流通の瓶装と見込む。(1)番瓶は販売店/消費者向けと思しき“注・急加熱・冷却ワレル”の警告文が目を引くところ。瓶の取り扱いに関するこうした案内は珍しい。

晩年ラインナップは一合瓶のみ、ただし過去には(4)番200cc緑瓶があった。規定容量200ccでの納入が必須となる学校給食向け…と想像できるが、(赤塚)桑原牛乳店さんは学乳を請けたことがないらしく、出荷の時期仔細は不詳だ。

― 謝辞 ―
桑原牛乳店さんの商い品目ほか、kazagasira様にご教授・ご協力頂きました。

― 関連情報 ―
桑原牛乳店(赤塚)の紙栓 / 同・(巻)の紙栓 (牛乳キャップ収集家の活動ブログ)
赤塚・桑原牛乳店の紙栓 / 同一名称牛乳キャップ (牛乳キャップとは)
桑原牛乳店 旧新潟市 / 桑原牛乳店 旧巻町 (乳業探訪記)
タマネギ (丘の上の山羊) / 赤塚のおいしい牛乳 (サニー理容室)


■旧巻町・桑原牛乳店
創業> 大正3年、桑原藤市氏が開業
昭31〜36> 桑原藤七/新潟県西蒲原郡峯岡村大字稲島
                 ※昭和30年に峯岡村は巻町に合併しているが未反映
昭39〜44> 桑原牛乳店/新潟県西蒲原郡巻町稲島
昭46〜平13> 同上/新潟県西蒲原郡巻町稲島巻2377
平17> 巻町は新潟市に編入される
平19> 新潟市の政令指定都市化により、西蒲区が設置される

電話帳掲載> 桑原牛乳店/新潟県新潟市西蒲区稲島1651
公式サイト> 未確認

■旧赤塚・桑原牛乳店 <掲載瓶>
創業> 不明ながら昭和初期?
昭09> 桑原藤吉/新潟県西蒲原郡赤塚村坂田
昭31〜36> 桑原トメ/新潟県西蒲原郡赤塚村坂田7911
昭36> 赤塚村は新潟市に編入される
昭39〜44> 養生舎/新潟県新潟市赤塚坂田791-1
昭46〜56> 桑原牛乳店/同上
昭59〜平13> 同上/新潟県新潟市坂田791-1
平19> 新潟市の政令指定都市化により、西区が設置される
電話帳掲載> 桑原牛乳店/新潟県新潟市西区坂田791-1 ※当時
廃業> 平成27年
公式サイト> 未確認

処理業者名と所在地は、牛乳新聞社「大日本牛乳史」・全国飲用牛乳協会 [牛乳年鑑1957年版]・食糧タイムス社 [全国乳業年鑑] 各年度版による。電話帳の確認は平成20年時点。掲載情報には各種Webサイトや書籍資料(参考文献一覧)の参照/引用、その他伝聞/推測などが含まれます(利用上のご注意)。



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