戦後およそ70年に渡って営まれる、県南のローカルメーカー(ベンダー)さん。平成10年の再編合理化で自家処理より撤退、独自ブランドを廃止。以降は雪印乳業(雪印メグミルク)のアイテムを中心に、明治や森永、グリコ、ロッテなど各社の乳製品を取り扱う問屋さんとなっている。
往時は雪印や森永の瓶装乳を受託製造されおり、キャップコレクター諸氏の捕捉もそちらのほうが多い感じだ。かねてよりオリジナル銘柄の生産は、販路限定で抑制的だったかも知れない。
 |
|
画像上:高橋牧場の電話帳広告(昭和42年) |
◆拠点移動と商い銘柄の推移・掲載びんについて
創業地は仙北郡千畑村(現・美郷町)にあった牛舎併設のミルクプラント。恐らくは昭和30年代の終わり頃に、工場を消費地により近い大曲市内(現・大仙市)に移している。
掲載は高橋牧場時代の古瓶で、「高橋牛乳」の名乗り。裏面には併売していたと思しき乳酸菌飲料・ハミルト(⇒関連:東京乳業)の宣伝入り。昭和46年、高牧食産(株)を設立して会社法人化した後は、「高牧牛乳」銘に転換したようだ。
― 関連情報 ―
高牧食産の紙栓
/ 同・雪印OEM
(牛乳キャップとは)
同・雪印OEM
(牛乳キャップ収集家の活動ブログ)