池田牛乳池田牛乳

(記事下段)

池田牛乳

宮内利家/池田牛乳食品(有)
徳島県三好郡池田町字ウヱノ3077
新東洋硝子製・市乳180c.c.底面陰刻
昭和32〜33年頃

恐らくは戦後、30年ほど商われた、県北西部のローカル銘柄。所在の地名をひいて「池田牛乳」さん。ぱっくり割れた桃から飛び出す赤ん坊、桃太郎が可愛らしい。ありふれた題材のようでいて、牛乳瓶には意外と見ないキャラクターである。

確認できた古い紙栓は「コーヒー牛乳」や「果汁飲料・生りんご」、「乳酸菌飲料・ヨーグルトン」など。多彩なラインナップの一端をうかがえる。一部に「池田牛乳食品(有)」名義のものがあり、晩年は法人化されていたと分かった。

◆掲載びん・町内の諸メーカーについて

掲載は昭和30年代初期に流通の一本。半田牛乳さんと同じく、新東洋硝子の「市乳」打刻仕様だ。40年頃に飲用牛乳は終売。以降の製造品目は乳飲料、液状ヨーグルト、ジュース類のみ。それらも57年前後に手仕舞いとなっている。

のち販社営業を続け(取り扱いブランド不明)、平成期に完全廃業へ至ったらしい。現役時代の様子を伝える情報は少なく、沿革仔細は判然としない。

池田町に操業のミルクプラントは過去3社。ウヱノの本項メーカーに加え、シンマチに栗飯原孝之氏(現・森永牛乳池田販売所)と、栗飯原氏が組合長を務めたシマの三好酪農協さん(現・毎日牛乳池田販売所)。いずれも昭和35年頃にベンダー転換している。

― 関連情報 ―
池田町サラダ (Aqueous triplog) / カタカナ地名マチ&サラダ (松戸だより)
徳島県三好市池田町サラダ、地名で「サラダ」って? (OKWAVE)


創業> 不明ながら戦後?
昭31〜39> 宮内利家/徳島県三好郡池田町字ウエノ3077
昭47〜56> 同上 ※乳製品(醗酵乳・乳酸菌飲料)工場としての掲載
紙栓標示> 「池田牛乳」「池田牛乳食品(有)」/徳島県三好郡池田町ウエノ
自家処理撤退・独自銘柄廃止> 昭和40〜57年にかけて漸次廃止
廃業> 昭和末期〜平成初年?
電話帳掲載・公式サイト> 未確認

処理業者名と所在地は、全国飲用牛乳協会 [牛乳年鑑1957年版]・食糧タイムス社 [全国乳業年鑑] 各年度版による。電話帳の確認は平成23年時点。掲載情報には各種Webサイトや書籍資料(参考文献一覧)の参照/引用、その他伝聞/推測などが含まれます(利用上のご注意)。



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