「味一番
お弁当のセブン」
ご当地に宅配・仕出し弁当の製販を営む七條商会さんが、かつて20〜30年ほど商ったらしい乳飲料。セブン、ナナの名乗りは、創業家の姓・七條に由来する。
掲載は細身・細口の王冠打栓仕様で、標示からすると糖分・ビタミンを添加した乳飲料だ。類似のものは、信濃ビタミン牛乳(長野)、舟橋牛乳(広島)、エーヨー牛乳(徳島)など、全国に散見される。普通の牛乳とはちょっと違う、駅売りメインの商材だったように思う。
◆コンニャクから始まった七條商会さん
初代は明治末期にコンニャク製造から身を立て、戦前戦後の頃?より清涼飲料水(ラムネ)、乳酸菌飲料、食酢など、生産品目を拡大。昭和30年代以降は各メーカーの醤油・調味料の卸売、さらに明治乳業の特約販売店となり、業容を伸ばしていく。
往時は高松市、徳島県下にも支店(同族の関連企業)を有し、地元で有数の規模を誇ったが、漸次の業務統廃合、業態転換を経て、平成までに現業を確立の流れ…だろう。
― 関連情報 ―
(株)七條商会 (東さぬき雇用対策協議会) / 同左
(食べログ)