沖縄本島中南部、普天間基地の存在で知られる宜野湾市のローカル銘柄。戦後長く商われたが、平成10年代中期に廃業され、ブランドは消滅のようす。
トレードマークは缶詰みたいな日の出印(日乃出牛乳)。これは県下中小メーカーの協業団体、「沖乳連会」が過去策定の統一商標だ(⇒関連:知名牛乳)。同じマークは東恩納牛乳(石川市)さんほか、複数の加盟工場の瓶に刷られていた。
製瓶会社刻印は「SN」、新日本硝子(現・石塚硝子)製。同社の牛乳瓶は全国的にシェアが低く、あまり見掛けない。本土復帰前・内地では200cc化が進んでいた頃のビン。時代的には「要冷蔵」標示を伴うはずだが、沖縄の法令では不要だったようだ。
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