石井牛乳 (1)石井牛乳 (1) 石井牛乳 (2)石井牛乳 (2)
石井牛乳 (1)

石井牛乳(株)
富山県魚津市友道1997
大和硝子製・正200cc側面陽刻
200cc移行後〜昭和50年代
石井牛乳 (2)

石井牛乳(株)
富山県魚津市友道1997
大和硝子製・正200cc側面陽刻
昭和50〜60年代

石井牛乳 (3)石井牛乳 (3)

(記事下段)

石井牛乳 (3)

石井牛乳(株)
富山県魚津市友道1997
大和硝子製・正180ml側面陽刻
昭和40〜50年代

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沿革不詳ながら、少なくとも70〜80年以上に渡って当地に商われた、魚津の老舗ミルクプラント。平成12年、乳業施設再編合理化により自家処理を中止後は、他社に製造委託のうえ「石井」ブランドを残しつつ販社として存続。しかし平成22年前後に完全廃業されている。

掲載は昭和40〜50年代の流通と思しき200cc茶瓶の2世代と、180cc赤瓶の3本。後者は(1)番瓶と対になる、同時期の色物専用ビンらしい。月にまたがった天使の坊やが、牛乳瓶を抱える姿を描いたワンポイントが可愛らしい(⇒関連:愛媛・西村牛乳)。

委託先は森永北陸乳業(株)富山工場から、とやまアルペン乳業(⇒関連:富山牛乳)へと遷移。(2)番と同様デザインの印刷瓶が健在だったものの、変更の過程で瓶詰めは無くなった。最晩年の自社アイテムは紙パックのみ、森永乳業製品との併売だったようである。

― 参考情報 ―
石井牛乳 (乳業探訪記) / 富山県の牛乳キャップ(3) (碧空清乳舎)
石井牛乳(OEM含む)の紙栓 (牛乳キャップ収集家の活動ブログ)
富山県の牛乳パック (缶コーヒーとコレクション@Twitter)


創業> 不明
昭09> 石井竹男/富山県下新川郡下野方村
昭27> 下野方村は周辺町村と合併し、魚津市となる
昭31> 石井竹一/富山県魚津市友道1888
昭34〜36> 石井牛乳/同上
昭39〜48> 石井牛乳(株)/同上
昭50〜平09> 同上/富山県魚津市友道1997
平12> 乳業施設再編合理化により工場を閉鎖、製造は他社委託となる
電話帳掲載> 「石井牛乳(株)」「森永牛乳魚津販売店」/同上 ※平成19年時点
廃業> 平成22年前後?
公式サイト> 未確認

処理業者名と所在地は、牛乳新聞社「大日本牛乳史」・全国飲用牛乳協会 [牛乳年鑑1957年版]・食糧タイムス社 [全国乳業年鑑] 各年度版による。掲載情報には各種Webサイトや書籍資料(参考文献一覧)の参照/引用、その他伝聞/推測などが含まれます(利用上のご注意)。



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