明治時代より50〜60年間に渡って商われた、町の老舗。比較的早期に会社法人が立っており、それなりの規模があったと思うのだが、現役時代の様子を伝える資料は少ない。昭和40年代中期に廃業され、ブランドは消滅している。
掲載は大口径の王冠を打栓するタイプの一合びん(⇒関連:牛乳瓶の全体形状/開口部形状の種類と変遷について)。昭和30〜50年代、主に乳飲料やジュース類の容器として広く流通していたものだ(⇒特集-りんご牛乳、日本食品工業/倉敷鉱泉)。
紙栓仕様のアイテムも当然存在したはずだが、未確認。牛乳キャップ収集家諸氏の捕捉からも漏れており、往時のパッケージ詳細は不明である。