恐らくは戦後15年ほど、稗貫郡石鳥谷町(いしどりやちょう、現・花巻市)に商われたローカル銘柄。昭和30年代末に自家処理より撤退され、独自ブランドは消滅している。
以降も牛飼い(酪農)は継続のご様子で、他社の販売店として営業の期間もあった?と思うのだが、去就を詳しく知ることはできなかった。掲載は往年のオリジナル2世代。(1)番が初代の印刷瓶装か、中抜き文字の書体が力強い。
昭和30年代、町内には3軒のミルクプラントが操業。昔の業界名簿によると、牛乳工場を構えていたのは本項の柳原さん、根子さん(根子牛乳)、渡部さん(第一牛乳)。渡部さん方は、昭和30年代後期に森永牛乳の販売店に転じている。