吉本牛乳 (1)吉本牛乳 (1) 吉本牛乳 (2)吉本牛乳 (2)
吉本牛乳 (1)

(有)吉本乳業
高知県高岡郡佐川町甲971
日本硝子製・正200cc側面陽刻
昭和50〜60年代
吉本牛乳 (2)

(有)吉本乳業
高知県高岡郡佐川町甲971
日本硝子製・正180cc側面陽刻
昭和50〜60年代

宅配・学校給食を中心に展開する、現役のローカル乳業さん。掲載は往年の白牛乳200cc瓶装と、後代の共通ビンとして出回った青刷り一合瓶。定番イメージの牛さんは妙にスマートな体躯で、ホルスタインらしからぬ飄々とした構えだ。

創業は大正5年。同時期に刊行の[佐川町誌]によると、「牛の飼養は極めて少数、牛乳搾収・農耕用で、牛乳搾取場は一ヶ所、明治20年頃の開業。町の乳牛は2〜3頭」。吉本牧場さんは昭和元年に隣村より転入、先達が一軒あったようだ。

最盛期に50軒近く操業した高知県下のミルクプラントも、最大手のひまわり乳業を筆頭に都合3社まで淘汰が進む。全国区の大手メーカー進出はもちろん、四国圏には地場の巨人・らくれん牛乳が鎮座、個人経営の乳業は稀有な存在だ。

◆多彩かつ独創的なパッケージデザイン

近年、佐川小学校の生徒がデザインしたという可愛らしい柄物の登場を皮切りに、ビン詰め・紙パックの包装を次々リニューアル、その面白さが耳目を集める。

牛乳の旅-南国土佐編 (ジャンボフェニックス) ※旧デザイン
まだ飲んでません (同上) ※佐川小学校デザイン瓶
吉本牛乳 180mlビン (牛乳トラベラー) ※同上
迫田司さん 高知県 四万十市 (コロカル) ※「地乳」プロジェクト
吉本乳業の「地乳(じちち)」の素晴らしさ (やまけんの出張食い倒れ日記)
吉本コーヒーのデザインをしています / 同・しました (橋村政海 漫画館)

地域に根ざした牛乳屋さんならでは、どれも楽しげな仕上がり。ともすれば味気ない感じの旧来型(掲載瓶)と比べると、商品の魅力が格段に違う。「さかわの地乳(ぢちち)」は地産地消を牽引するプロジェクトとして、様々な派生展開も生んでいるそうだ。

― 関連情報 ―
吉本乳業の紙栓 (牛乳キャップ収集家の活動ブログ)
吉本牛乳の木箱 (FLOG-高知の銭湯) / 吉本牛乳500mlパック (牛乳トラベラー)
ぢちち (Sahoeri cafe Almonte) / こだわり商品 吉本牛乳 (サンプラザ) ※IAキャッシュ
アゲ佐川の地乳 (とさぶし) / まちのたね 高知県佐川町「地乳」 (BSフジ)


創業> 大正5年、吉本牧場として
昭01> 高岡郡日下村より佐川町に移転
昭09> 吉本伊十郎/高知県高岡郡佐川町
昭31〜42> 吉本茂美/高知県高岡郡佐川町春日甲971
昭43〜52> 吉本牧場/同上
昭53〜56> 吉本牛乳/高知県高岡郡佐川町春日
※昭和33年に(有)吉本牧場を設立、同55年に(有)吉本乳業に改称も、名簿上は未反映
昭58〜平13> (有)吉本乳業/高知県高岡郡佐川町甲971
電話帳掲載> 同上
公式サイト> http://www.yoshimotonyugyo.com/

処理業者名と所在地は、牛乳新聞社「大日本牛乳史」・全国飲用牛乳協会 [牛乳年鑑1957年版]・食糧タイムス社 [全国乳業年鑑] 各年度版による。電話帳の確認は平成19年時点。掲載情報には各種Webサイトや書籍資料(参考文献一覧)の参照/引用、その他伝聞/推測などが含まれます(利用上のご注意)。



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