恩田牛乳 (1)恩田牛乳 (1) 恩田牛乳 (2)恩田牛乳 (2)
恩田牛乳 (1)

恩田牛乳
新潟県見附市内町608
石塚硝子製・180cc底面陰刻
昭和30年代中期
恩田牛乳 (2)

恩田牛乳
新潟県見附市学校町1-2-41
日本硝子製・正180cc側面陽刻
昭和30年代後期〜40年代初期

TwitterFacebookこの牛乳屋さんの記事を共有

少なくとも50年以上に渡り、市域の需要を支えてきた、県央のローカル銘柄。恐らく地元宅配を中心に営まれた老舗だが、昭和50年代に自家処理より撤退し、「恩田」の銘は消滅。

以降は中越牛乳(三条市)、同社の廃業後は塚田牛乳(新潟市)の販売店として存続も、現況は良く分からなかった。既に乳類販売そのものを手仕舞いとされているかも知れない。

掲載はちょっとユニークなデザインの一本。側面にあしらわれた三日月に跨る天使のイラストは、沖縄の田中牛乳さんと同様の構え。これは乳業資材代理店のテンプレート・図案集の利用だろうと思う。全国的に類似・同系統の絵が散見される。

― 参考情報 ―
恩田牛乳店の紙栓 (牛乳キャップとは) / 同・紙栓 (牛乳キャップ収集家の活動ブログ)


創業> 不明
昭09> 恩田清治/新潟県南蒲原郡見附町本町
昭29> 見附町は周辺3村と合併し、見附市となる
昭31〜34> 恩田稔/新潟県見附市内町608
昭36> 恩田浩治/同上
昭39〜44> 恩田牛乳/新潟県見附市学校町
昭46〜53> 同上/新潟県見附市学校町1-2-41
電話帳掲載> 「恩田牛乳店」「塚田牛乳恩田販売店」/同上 ※平成24年時点
                   同上/新潟県見附市南本町2-1-44 ※平成29年時点
自家処理撤退・独自銘柄廃止> 昭和55年前後
公式サイト> 未確認

処理業者名と所在地は、牛乳新聞社「大日本牛乳史」・全国飲用牛乳協会 [牛乳年鑑1957年版]・食糧タイムス社 [全国乳業年鑑] 各年度版による。掲載情報には各種Webサイトや書籍資料(参考文献一覧)の参照/引用、その他伝聞/推測などが含まれます(利用上のご注意)。



漂流乳業