Oda180-1-1a.jpg (22492 bytes)Oda180-1-2a.jpg (16918 bytes) 小田牛乳 (2)小田牛乳 (2)
小田牛乳 (1)

(資)小田ミルクプラント
山口県萩市江向497
製瓶元不明・180cc底面陰刻
昭和30年代初期〜中期
小田牛乳 (2)

(資)小田ミルクプラント
山口県萩市江向497
石塚硝子製・正180cc側面陽刻
昭和30年代中期〜後期

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恐らくは50年以上に渡って市域に商われた、県北の老舗。昭和56年前後に自家処理より撤退され、独自ブランドは消滅。以降の去就は不明ながら、のち販社としての営業期間があったかも知れない。現在は完全に廃業して既に久しいようだ。

戦前、小田氏が中心となって萩合同牛乳(資)を発起、間もなく更なる出資者を得て萩牛乳(資)に転換するなど、過去経営には様々な集散離合・試行錯誤が生じていた様子を窺える。(資)小田ミルクプラントは戦後の設立となるが、各沿革に触れた資料は少ない。

掲載は往年のオリジナル2世代、水色の六角瓶と、緑の丸瓶だ。「牛乳の王様」のキャッチや全体的なデザインは、県下柳井市の大川乳業と良く似る。いずれも同時代に流通の明治牛乳の構えに寄せた感じで、同一の乳業資材代理店が提案をしたのかな?と思う。


創業> 不明
昭09> 小田萬槌/山口県萩市椿東
昭11> 自らの出資により、萩合同牛乳合資会社を設立
昭14> 高木家の出資を仰ぎ、萩牛乳合資会社ミルクプラントを設立

昭16> 萩牛乳合資会社ミルクプラント・高木好英/山口県萩市江向497
昭30〜55> (資)小田ミルクプラント・小田万槌/同上
廃業> 昭和56年前後?
電話帳掲載・公式サイト> 未確認

処理業者名と所在地は、牛乳新聞社 [大日本牛乳史]・[防長年鑑]・[全国工場通覧]・[酪農経済年鑑]・全国飲用牛乳協会 [牛乳年鑑1957年版]・食糧タイムス社 [全国乳業年鑑] 各年度版による。掲載情報には各種Webサイトや書籍資料(参考文献一覧)の参照/引用、その他伝聞/推測などが含まれます(利用上のご注意)。



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