長門牛乳長門牛乳長門牛乳
長門牛乳

長門乳業(株)
山口県長門市東深川924-2
大和硝子製・正180ml側面陽刻
昭和30年代後期

往年の市域に流通したローカル銘柄。昭和46年前後に牛乳類の処理を打ち切り、同60年までに製造全般から撤退。以降は山口県酪(シモラク牛乳)製品ほかを商うベンダーとなっている。掲載は明治牛乳(2)(3)番瓶と良く似た、かつてのオリジナルだ。

◆大津深川の酪農黎明期

一帯には明治34年頃にホルスタイン種が導入され、本項メーカー所在の旧・深川村で特に多く飼われた。各戸小規模な牛乳生産(処理販売)を行い、同40年代には産業組合が成立。余剰乳を捌くため、練乳加工にも着手した歴史がある。

長門乳業(大谷氏)の沿革は良く分からないが、各種の名簿・統計から推すに、たぶん上記の酪農黎明期に家業・ご商売が確立したのだろうと思う。

◆自社製造の中止・宅配部門の閉鎖

古くは大谷牛乳店の名乗り、昭和30年代に長門乳業(株)を設立。製造品目を減じつつ、昭和50年代後期までは自社ブランドを堅持した。一時は清涼飲料水も手掛けており、地元ではお馴染みの会社だったかも知れない。

取り扱いを案内していた長門乳業さんの公式サイトには、「従業員の離職ため止む無く業務を縮小し、宅配業務は中止せざるを得なくなりました」とのコメントが。今は旧来の得意先(各種施設・小売店)への卸しや、自販機などの営業のみ続いているようだ。

― 関連情報 ―
長門乳業の紙栓 (牛乳キャップ収集家の活動ブログ)
クールサイダー 200ml (Drink! Drink! Drink!)


創業> 不明ながら明治後期〜大正期?
昭09> 大谷久治郎/山口県大津郡深川町
昭29> 深川町は周辺町村と合併し、長門市となる
昭31> 大谷陽/山口県長門市深川
昭34> 大谷牛乳店/同上
昭36> 大谷剛/山口県長門市東深川上郷2158
昭39〜46> 長門乳業(株)/山口県長門市東深川924-2
昭47〜59> 同上 ※「乳製品工場」としての掲載
電話帳掲載> 長門乳業(株)/山口県長門市東深川中山160 ※食料・飲料卸売業として
自家処理撤退・独自銘柄廃止> 昭和46〜59年にかけて漸次廃止
公式サイト> http://www.geocities.jp/nagatokk/

処理業者名と所在地は、牛乳新聞社「大日本牛乳史」・全国飲用牛乳協会 [牛乳年鑑1957年版]・食糧タイムス社 [全国乳業年鑑] 各年度版による。電話帳の確認は平成19年時点。掲載情報には各種Webサイトや書籍資料(参考文献一覧)の参照/引用、その他伝聞/推測などが含まれます(利用上のご注意)。



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