戦前から戦後、およそ30年間に渡って商われたローカル銘柄。「大山」はご主人のお名前。県下西部「大山(だいせん)」の地名に由来するものではない。
沿革不詳ながら個人牧場として発足、のち同業者団体である因幡牛乳商業組合に加盟。企業統制を経て昭和30年代に再び独立し、自家処理・直売を手掛けた(⇒関連:鳥取乳業)。したがって過去には協業ブランド採用や、一旦中絶の経緯もあったはずだ。
昭和41年頃に廃業され、銘柄は消滅(以降は販売店に転換?)。この年は県下有力農協が一体となり大山乳業農協(白バラ牛乳)を結成、集約統合の動きが活発化した転換期。たぶん大山牧場さんも、業界の趨勢に応じたのだろう…と思う。