恐らくは戦後20〜30年ほど商われた、県南のローカル銘柄。昭和40年代にグリコ牛乳の特約店となって同社製品の併売に着手。白物・色物などは漸次オリジナルとの入れ替えが進み、同50年までに「福島」銘のアイテムは全廃されたらしい。
トレードマークは「福」の字を4つの「マ」で囲み、「ふくしま」と読ませる言葉遊び。過去ラインナップほか沿革仔細は不詳。メーカーとしての晩年は、乳酸菌飲料だけが最後まで残っていたと思われる。今なお当地に健在の卸し・販売店さんである。
しかし掲載瓶は出自の割り出しが難しく、本項・福島牧場の利用品だったかどうか、確証に乏しい。上記のトレードマークや瓶に標示の電話番号(1262)は大きな特徴だが、これに完全に一致するところが、現時点では見つかっていない。