温泉地・観光地として著名な南紀白浜、海辺の町に商われたローカル銘柄。恐らくは戦後のご創業、一帯のメーカーが次々に淘汰・集約されるなか、約30年に渡って存立。しかし昭和57年前後に製造より撤退され、ブランドは消滅した。
往時のラインナップや、後年のベンダー営業ほか、各仔細は不詳。掲載は「HIGH milk」を名乗る一合四角瓶。栄養強化系の加工乳専用ビンだった?ような雰囲気もある。
所在の白浜には富田酪農農協さんもミルクプラントを構えていた。こちらは昭和26〜27年頃の発足、34年に関西酪農協同(毎日牛乳)傘下に入り、同社の南紀工場へ転換。長らく稼働も平成24年に閉鎖され、町の市乳工場はついに絶えている。
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