梅田牛乳梅田牛乳

(記事下段)

梅田牛乳

梅田牛乳店
兵庫県氷上郡氷上町成松194-3
山村硝子製・180cc側面陽刻
昭和30年代初期〜中期

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恐らく戦前来30年ほど界隈に商われた、県東のローカル銘柄。昭和44年前後に自家処理より撤退され、独自ブランドは消滅。以降現在に至るまで明治牛乳の販売店さんとなっている。いつ頃の開業か分からないが、併せて新聞販売店も営まれているようだ。

業態はエリア限定の宅配中心と思われ、メーカー時代の詳細を伝える情報は少ない。創業者の梅田健治郎氏は、かつて氷上町議会議員も勤めた記録が残る。

氏は乳業に携わる以前、昭和初期、丹陽新聞憲政擁護運動の機関紙、のち丹波新聞に改題)へ入社。一帯が同和問題を抱える土地柄だったことで、太田顕太郎氏ら水平社支部・部落解放運動メンバーとの交流も多かったという。


創業> 不明ながら昭和10年代初期?
昭14> 梅田健治郎牛乳店処理場/兵庫県氷上郡成松町成松
昭30> 成松町は周辺4村と合併し、氷上町となる
昭31> 梅田牛乳店・梅田健治郎/兵庫県氷上郡氷上町毬打194-3
昭34〜43> 梅田牛乳店/兵庫県氷上郡毬打194-3
平16> 氷上町は周辺5町と合併し、丹波市となる
自家処理撤退・独自銘柄廃止> 昭和44年前後
電話帳掲載> 「梅田牛乳店」「サンケイ新聞成松販売所」
                   /兵庫県丹波市氷上町成松194-3
公式サイト> 未確認

処理業者名と所在地は、[兵庫県工場通覧]・全国飲用牛乳協会 [牛乳年鑑1957年版]・食糧タイムス社 [全国乳業年鑑] 各年度版による。電話帳の確認は令和6年時点。掲載情報には各種Webサイトや書籍資料(参考文献一覧)の参照/引用、その他伝聞/推測などが含まれます(利用上のご注意)。



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