宮の牛乳 (1)宮の牛乳 (1) 宮の牛乳 (2)宮の牛乳 (2)
宮の牛乳 (1)

宮牛乳店
群馬県富岡市七日市1171
石塚硝子製・正180cc側面陽刻
昭和30年代後期〜40年代初期
宮の牛乳 (2)

宮牛乳店
群馬県富岡市七日市1171
石塚硝子製・正180cc側面陽刻
昭和40年代初期〜中期

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明治後期の創業以来、およそ110年の歴史を刻む老舗。所在は旧・富岡製糸場のすぐ隣り、かつては牧場も営み牛を飼っていた。昭和45年前後に自家処理より撤退、独自銘柄は消滅。以降は森永乳業のベンダーさんとなっている。

販路は市内外の家庭宅配、病院や保育所への卸しなど、昔からのお得意先が中心のようだ。今もご主人自ら配達に出向く元気なご様子など、以下の動画に詳しい。

第36回富岡まちなか配信 (お富ちゃんねる-YouTube)

◆掲載びん・富岡の牛乳屋さんについて

掲載は往年流通の二世代。(1)番瓶は昭和30年代後期、(2)番は種類別「牛乳」と「要冷蔵」標示の加わった最終版。「要冷蔵」だけを記す中間モデルもあった。

当地における搾乳販売の先駆は、明治中期に発足の佐々木牛乳(富岡市富岡、佐々木重蔵氏⇒佐々木不二三氏)。近年までミルクプラントが稼働、長く自社ブランドを堅持。市内唯一のメーカーだったが、平成10年前後に廃業されている。


創業> 明治38年
昭09> 宮條吉/群馬県北甘楽郡富岡町七日市
昭25> 北甘楽郡は甘楽郡に改称する
昭29> 富岡町は近隣町村を編入し、富岡市となる

昭31> 宮牛乳店・宮次作/群馬県富岡市大字七日市1171
昭34〜36> 宮牛乳店/同上 ※昭和35年、(有)宮牛乳店を設立
昭39〜44> 同上/群馬県富岡市七日市1171
電話帳掲載> 「(有)宮牛乳店」「宮牛乳森永販売所」/同上
自家処理撤退・独自銘柄廃止> 昭和45年前後
公式サイト> 未確認

処理業者名と所在地は、牛乳新聞社「大日本牛乳史」・全国飲用牛乳協会 [牛乳年鑑1957年版]・食糧タイムス社 [全国乳業年鑑] 各年度版による。電話帳の確認は平成28年時点。掲載情報には各種Webサイトや書籍資料(参考文献一覧)の参照/引用、その他伝聞/推測などが含まれます(利用上のご注意)。



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