かわばホモジナイズ

県北随一の観光拠点、道の駅「田園プラザ川場」で商われたオリジナル銘柄。オープンは平成6年、地域活性化を期す村営事業だ。

敷地内にミルク工房を設け、当初原料は川場村産に限定し、各種の乳製品を手掛けた。

道の駅にローカル牛乳は付き物だが、自ら製造に挑むのは珍しい。昭和の牛乳瓶ではなく、稀有な出自の参考掲載とする。

かわばホモジナイズ

(株)田園プラザ川場
群馬県利根郡川場村大字萩室385
石塚硝子製・正200cc側面陽刻
平成6〜10年頃?

最初期のラインナップは自家処理の「川場低温殺菌」(900cc瓶詰め)と、貝瀬ミルクプラントに製造委託の「かわばホモジナイズ」(同200cc)、大小2種類。上掲はこの頃に使われた一本、川場村のイメージロゴを並べたシンプルな構え。

川場村アイデンティティデザイン制作 (鳥越修治オフィシャルサイト)
川場村制施行 120周年記念式典 川場村のあゆみ (フォレストタウンかわば)

ちなみに当地では戦後、昭和42年頃まで川場村農協が市乳事業を手掛けていた。およそ30年ぶりに、村の牛乳が復活したとも言える。

◆学校給食への供給〜瓶装刷新〜製造休止

やがて200cc瓶装もミルク工房内で賄う体制が整い、一時は観光エリアのほか、村内の小中学校にも学乳として展開。時期不詳ながら、田プラのマスコットキャラクター「あるきめです坊や」が現れると、ビンのデザインは可愛らしく新調された。

ふれあいの家 温泉館 川場温泉4 (おむの部屋)
魅力ある道の駅を作りあげたミルク工房の功績 (中央畜産会-畜産大賞事例情報)

しかし飲用牛乳は採算取れず、やむなく撤退。現在、工房での生産はのむヨーグルト(プラ容器)のみ、原料乳はJA利根沼田・管内全域より調達。種類別・牛乳の製造中止後、プラザ内の小売りは東毛酪農協(太田市)の牛乳に代替されている。

― 参考情報 ―
田園プラザ川場の紙栓 (牛乳キャップとは) / 同・紙栓 (牛乳キャップ収集家の活動ブログ)
ヒレカツの夕食、群馬県川場「田園プラザ」道の駅 (おいしっぽの*か和いい*食卓)
儲かる「道の駅」-新鮮野菜が自慢!「川場田園プラザ」 (TBSがっちりマンデー)


開設> 平成6年、川場村の体験型施設として ※ミルク工房の操業開始も同年
平08> 「道の駅」に登録承認される
平12〜13> (株)田園プラザ川場/群馬県利根郡川場村大字萩室385
電話帳掲載> 同上
牛乳製造休止> 平成17年前後
公式サイト> http://www.denenplaza.co.jp/

処理業者名と所在地は、食糧タイムス社 [全国乳業年鑑] 各年度版による。電話帳の確認は平成23年時点。掲載情報には各種Webサイトや書籍資料(参考文献一覧)の参照/引用、その他伝聞/推測などが含まれます(利用上のご注意)。



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