赤城牛乳赤城牛乳赤城牛乳
赤城牛乳

赤城酪農組合
群馬県勢多郡赤城村大字宮田1431
東洋ガラス製・正200cc側面陽刻
昭和50〜60年代

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戦後の発足以来およそ65年に渡って商われる、県央・赤城山麓の農系ブランド。市域の学校給食や宅配、地元スーパーへの出荷で長く親しまれたが、後継者不在・老朽設備の更改余力なく、令和元年に自家処理より撤退、工場は閉鎖されている。

「赤城牛乳」の銘それ自体は今なお残る。恐らく前橋市・タカハシ乳業さんへの委託で1リットル紙パックのみ、一部エリアで販売継続のようすだ。

群馬県渋川市の道の駅こもち (よもとと@twitter)
道の駅こもちで買ってきた赤城牛乳 (フェントム@twitter)
道の駅こもち (裕介のブログ)

◆トレードマーク・近年の業態について

トレードマークは渦巻き模様で囲んだ赤城山の図。所在を流れる利根川、そこから取水する群馬用水佐久発電所に至る水路などのイメージを現す感じか。

平成期に組織は農事組合法人となった。しかし牛飼いは減少の一途を辿り、ついに組合員に酪農家がいなくなって以降は、群馬乳販連からの原料調達に転じ製造に特化。一貫して低温殺菌を手掛けており、Web上の言及も比較的多いほうだと思う。

― 関連情報 ―
赤城酪農組合の紙栓 (牛乳キャップ収集家の活動ブログ)
赤城酪農組合 (乳業探訪記) / 赤城牛乳 180mlビン (牛乳トラベラー)
赤城酪農組合「赤城牛乳」 (愛しの牛乳パック)


設立> 昭和35年頃、赤城村酪農組合として
昭39〜43> 赤城酪農協/群馬県勢多郡赤城村宮田1194
昭44〜平13> 赤城酪農(赤城牛乳)/群馬県勢多郡赤城村大字宮田1431
平18> 赤城村は周辺市町村と合併し、渋川市赤城町となる
電話帳掲載> 赤城酪農組合/群馬県渋川市赤城町宮田1431 ※平成24年時点
市乳処理撤退> 令和元年
公式サイト> 未確認

処理業者名と所在地は、食糧タイムス社 [全国乳業年鑑] 各年度版による。掲載情報には各種Webサイトや書籍資料(参考文献一覧)の参照/引用、その他伝聞/推測などが含まれます(利用上のご注意)。



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