創業は明治36年。5世代・110年余の歴史を刻む、県下指折りの老舗。古くは堀田救命舎(堀田牧場)、のち朝日乳業、そして現在は黒東乳業を名乗る。地元では黒部川の東側を「黒東(こくとう)」地区と呼び、それに因んだ屋号らしい。
販路は町内外・隣接する新潟西端エリアへの宅配と、学校・病院、製菓店、スーパーへの卸しなど。富山拠点の小売りチェーン、大阪屋ショップのPB牛乳も手掛ける。
自社ビン詰めは昭和後期?に中止、大半を紙パックへ集約。学校給食用のみ、(株)ふたば牛乳(東砺波郡城端町)に製造委託のうえ、プラ栓・新瓶仕様の黒東牛乳を供給も、同社は平成22年に操業停止。現況は良く分からない。
◆朝日町のミルクプラントについて
かつて所在の朝日町には、阿部牛乳(平柳)、朝日町酪農協(大家庄)、朝日協同牛乳(株)(桜町)、青葉牧場(草野)さんら4軒が操業したが、各社とも早期に撤退。昭和45年前後の青葉さん廃業以降は、堀田さんが界隈唯一のメーカーである。
― 参考情報 ―
黒東乳業の紙栓 (牛乳キャップ収集家の活動ブログ) / 同・紙栓 (牛乳キャップとは)
美味しいよ。黒東牛乳。朝日町産 (Twitter@nakashimajun)