伊井牛乳 (1)伊井牛乳 (1) 伊井牛乳 (2)伊井牛乳 (2)
伊井牛乳 (1)

伊井クマ(伊井牧場)
山口県豊浦郡豊北町滝部2979
日本硝子製・正180cc側面陽刻
昭和30年代後期〜40年代初期
伊井牛乳 (2)

伊井クマ(伊井牧場)
山口県豊浦郡豊北町滝部2979
ユニオン硝子工業製・正180ml側面陽刻
昭和40年代中期〜後期

伊井牛乳 (3)伊井牛乳 (3)

(記事下段)

伊井牛乳 (3)

伊井クマ(伊井牧場)
山口県豊浦郡豊北町滝部2979
広島硝子工業製・正180cc側面陽刻
昭和40年代初期

戦前来の老舗が商った、県西部のローカル銘柄。沿革は不詳も、昭和53年前後に自家処理より撤退され、独自銘柄は消滅。以降は「伊井牧場」の屋号そのまま、他社ブランドを扱う販売店に転換。平成20年代初期、完全廃業に至った。

掲載は昭和30〜40年代に流通のオリジナル・2種3本。円形を大胆に配したデザインが際立つ黒瓶は、スタンダードな牛乳用。いっぽう赤瓶は標示の通り、コーヒーほかの色物と乳酸菌飲料・天洋グルト(後述)を詰めたものだったらしい。

◆天洋社薬品工業の天洋グルト

珍妙な語呂合わせが目を引く天洋グルトは、天洋社薬品工業(現・室町ケミカル、福岡県)の濃縮原液を使った製品。当時、ヨーグルトブームに乗ってメーカー各社が盛んに売り出した、無数の乳酸菌飲料(液状ヨーグルト)のひとつだ。

醗酵乳の原液を扱う業者さんは、ヤクルトのような広域展開を目指して全国にボトラーを募り、商標の利用権込みで卸売りを手掛けるケースが多かった。かつて伊井牧場さんは天洋社から原液を仕入れ、希釈・ビン詰め販売していたのだろう。

― 関連情報 ―
伊井牧場の紙栓 (牛乳キャップ収集家の活動ブログ)


創業> 不明
昭09> 伊井半助/山口県豊浦郡瀧部村
昭30> 瀧部村は周辺7村と合併し、豊北町となる
昭31〜34> 掲載なし

昭36〜52> 伊井クマ/山口県豊浦郡豊北町滝部2979
電話帳掲載> 伊井牧場/山口県豊浦郡豊北町滝部中村2979 ※当時
自家処理撤退・独自銘柄廃止> 昭和53年前後
廃業> 平成20〜22年頃
公式サイト> 未確認

処理業者名と所在地は、牛乳新聞社「大日本牛乳史」・全国飲用牛乳協会 [牛乳年鑑1957年版]・食糧タイムス社 [全国乳業年鑑] 各年度版による。電話帳の確認は平成19年時点。掲載情報には各種Webサイトや書籍資料(参考文献一覧)の参照/引用、その他伝聞/推測などが含まれます(利用上のご注意)。



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