中央牛乳中央牛乳

(記事下段)

中央牛乳

中央牛乳工場(高原好人)
島根県浜田市日脚町802
山村硝子製・正180cc側面陽刻
昭和50〜60年代

県西部、日本海を臨む浜田市に商われた、往年のローカル銘柄。簡素なデザインは広島の高田牛乳さんといい勝負だが、独特の書体に不思議な味もある。平成20年前後に自家製造を中止され、以降は他社ブランドを商う販売店さんとなった。

◆3社が関わったミルクプラント

工場立地の変遷は少々複雑だ。経営者の高原好人氏は恐らく戦後、市街から離れた山間部の吉地地区で創業、昭和45年頃に現拠点の日脚町に移転する。

そのミルクプラントは、もともと昭和20年代に斉藤喜一郎氏が作ったものらしい。お隣りの益田市で、明治時代より酪農乳業を営んだ農事改良家・斎藤勝広氏(斎藤農場/梅月酪農組合)の流れを汲む所と見られるが、仔細は良く分からない。

30年代後期に操業停止も、40年前後には小川牛乳の名義で復活。これは長浜地区の同業・小川功氏の買収継承と思うが、やはり仔細は不明。つまり、かつて斉藤牛乳、のち小川牛乳の工場を、最終的に中央牛乳が引き受け…という経過を辿ったようだ。

― 関連情報 ―
中央ミルクセンターの紙栓 (牛乳キャップ収集家の活動ブログ)


■吉地町(高原好人氏)
創業> 不明ながら昭和30年代中期?
昭36〜40> 高原好人/島根県浜田市大字吉地イ289
工場閉鎖(移転)> 昭和41年前後?

■日脚町(斉藤牛乳⇒小川牛乳⇒高原好人氏)
創業> 不明
昭34> 斉藤牛乳/島根県浜田市字日脚802
昭36> 斉藤喜一郎/同上
昭39〜40> 掲載なし
昭41〜44> 小川牛乳/島根県浜田市日脚802
昭46> 高原好人/同上
昭47> 中央ミルクセンター(中央牛乳工場)/同上
昭48〜平01> 同上/島根県浜田市日脚町802
平04〜13> 同上/島根県浜田市日脚町739
電話帳掲載> 中央牛乳/同上
自家処理撤退・独自銘柄廃止> 平成20年前後
公式サイト> 未確認

処理業者名と所在地は、食糧タイムス社 [全国乳業年鑑] 各年度版による。電話帳の確認は平成19年時点。電話帳の確認は平成19年時点。掲載情報には各種Webサイトや書籍資料(参考文献一覧)の参照/引用、その他伝聞/推測などが含まれます(利用上のご注意)。



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