少なくとも戦前来40〜50年間に渡って商われた、県央のローカル銘柄。トレードマークは家紋の安藤藤に良く似る。昭和40年代末に製造より撤退し、独自ブランドは消滅。現在なお明治牛乳の販売店さんとして、当地に営業が続いている。

掲載は往年流通の二世代。（1）番瓶の「低温」は低温殺菌の意。（2）番がオリジナル最晩年のものだろう。「牧場直営」の標示通り、長らく牛舎/牧場併設、自家搾乳の運用だったらしいが、事業の発祥や沿革について詳しい情報は得られなかった。

― 関連情報 ―
藤枝牛乳の紙栓 （牛乳キャップ収集家の活動ブログ）

創業＞ 不明
昭09＞ 杉本利一／静岡県志太郡高洲村高柳
昭30＞ 高洲村は周辺5町村と合併し、藤枝市となる
昭31＞ 藤枝牛乳・杉本和一／静岡県藤枝市高柳1086
昭34〜43＞ 藤枝牛乳／同上
昭44〜48＞ 杉本ミルクプラント（藤枝牛乳）／静岡県藤枝市高柳834
電話帳掲載＞ 「杉本牛乳店」「杉本光司」／静岡県藤枝市高柳4-3-17
自家処理撤退・独自銘柄廃止＞ 昭和49年前後
公式サイト＞ 未確認

処理業者名と所在地は、牛乳新聞社「大日本牛乳史」・全国飲用牛乳協会 [牛乳年鑑1957年版]・食糧タイムス社 [全国乳業年鑑] 各年度版による。電話帳の確認は平成19年時点。掲載情報には各種Webサイトや書籍資料（参考文献一覧）の参照/引用、その他伝聞/推測などが含まれます（利用上のご注意）。