晩年は学校給食中心ながら相応の処理石数を誇った地場乳業さん。中野牛乳さんとほぼ同時期、平成3年に已む無く廃業。県下ミルクプラントの激減もここに極まり、平成12年に新庄牛乳とヨネダ牛乳が生産を止めたことによって、奈良にはついに植村牧場さんを残すのみとなった。 掲載の(1)番瓶は白牛乳、(2)番瓶はコーヒーや加工乳向けの一合瓶。打刻を見るに製瓶時期は平成2〜3年、いずれも最終世代である。そこに何かあるのか、斜め上を目で追う?坊やには松本牧場の“Matumoto”筆記体が前髪にあしらわれ、可愛らしいワンポイントになっている。 「坊やもママも毎日飲んで毎日元気!」のキャッチフレーズは、往時の滋賀・キムラ牛乳さんも採用されていたレトロな標語。出典は判然としないが、ご当地の乳業団体の掲げていたスローガンか、もしくは製瓶会社/乳業資材代理店の用意したテンプレートだったのだろう。 ―謝辞― 五條牛乳さんの仔細につき、なら人間様、kazagasira様よりご教授・ご協力頂きました。 ― 関連情報 ― 松本牧場の紙栓 (牛乳キャップ収集家の活動ブログ) 五條牛乳の宅配受箱 (むにゅ’s のぉと)
創業> 不明 昭31> 松本牧場・松本良憲/奈良県宇智郡牧野村 昭32> 牧野村は周辺町村と合併し五條市となる 昭34〜46> 松本牧場/奈良県五條市下之町258 昭50〜平04> 五條牛乳/同上 ※名簿上は廃業後も短期間残存 廃業> 平成3年 電話帳掲載・公式サイト> 未確認 処理業者名と所在地は、全国飲用牛乳協会 [牛乳年鑑1957年版]・食糧タイムス社 [全国乳業年鑑] 各年度版による。創業年等の一部情報は公式サイト他からの引用あり。電話帳掲載の確認は平成20年時点。