恐らくは戦後のご創業、昭和30年代後期まで商われたらしい、奥会津のローカル銘柄。柳津町(村)では古今唯一のメーカーだった。酪農・乳業資料や、キャップコレクター諸氏に捕捉されておらず、沿革仔細および現役当時のラインナップは不詳。
前面に大きくあしらわれた赤ちゃんの絵は、昔の牛乳瓶に良く見られる感じのワンポイント。何やら小さなステッキのような、棒状の玩具を手にしている。
瓶のコンディションは極めて良好、たぶんリユースは数回に留まるだろう。操業期間は短く、生産・流通量も少なかったはずで、よくぞ残っていたと思う。なお、牛乳工場名簿への掲載が途絶えたのち、他社請け売り・販売店さんへの転換も確認できなかった。