小島牛乳小島牛乳

(記事下段)

小島牛乳

小島牧場
千葉県東葛飾郡流山町流山129
山村硝子製・180cc底面陽刻
昭和30年代初期

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恐らくは戦後のご開業、以来50年に渡って商われた、県北西部のローカル銘柄。流山市域唯一のメーカーだったが平成期に廃業され、ブランドは消滅。掲載は昭和30年代初期流通の一本。晩年は紙容器に転換し、瓶詰めは無くなっていたと思う。

大正3年および昭和15年発刊の県下紳士録には、流山町の農家・小島榮蔵氏のお名前を確認できる。榮蔵氏が小島家の牛飼い創始者で、マル榮の屋号を掲げた所以か。

ご当地の酪農は、古今低調に推移。大正9年の統計によると、町全体でウシ7頭しかおらず、乳用飼育は一戸のみ。これが小島牛乳の萌芽・初期段階を表す数字かも知れない。現在、牧場・工場の跡地は住宅街に変わり、過去の面影は皆無のようだ。

― 参考情報 ―
旧道小金道沿い-小島牧場跡地 (でれすけ)
小島牧場の紙栓 (牛乳キャップ収集家の活動ブログ)


創業> 不明ながら戦後?
昭31> 小島定一/千葉県東葛飾郡流山町流山
昭34〜39> 小島牧場/千葉県東葛飾郡流山町流山1129
昭40〜41> 同上/千葉県東葛飾郡流山町流山129
昭42> 流山町は市制施行する
昭42〜44> 同上/千葉県流山市流山129
昭46〜56> 同上/千葉県流山市流山1292
昭58〜平07> 小島牧場・小島岩吉/千葉県流山市流山8-1293
廃業> 平成10年前後?
電話帳掲載・公式サイト> 未確認

処理業者名と所在地は、全国飲用牛乳協会 [牛乳年鑑1957年版]・食糧タイムス社 [全国乳業年鑑]・[食糧年鑑] 各年度版による。掲載情報には各種Webサイトや書籍資料(参考文献一覧)の参照/引用、その他伝聞/推測などが含まれます(利用上のご注意)。



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