沿革不詳ながら、戦前より昭和の終わり頃まで商われた、道東・厚岸湖畔のローカル銘柄。販路はかなり限定的だったと思われ、現役時代を伝える情報が全く見つからない。また、掲載瓶も果たして本項・高橋牧場の利用品だったかどうか、確証に乏しい。
一帯は丘陵高原地で積雪量が比較的少なく、牧畜の好適地とされたところ。大正12年発刊の郷土誌によれば10箇所以上の牧場があり、その中に高橋牧場の名も見える。奔渡地区では戦後、高橋氏・小松氏・小野氏、計3軒のミルクプラントが操業の賑わいだった。
― 関連情報 ―
高橋牧場の紙栓
(牛乳キャップ収集家の活動ブログ)