磐井牛乳磐井牛乳

(記事下段)

磐井牛乳

磐井牛乳処理場
岩手県一関市中央町37-13
山村硝子製・正180cc側面陽刻
昭和30年代中期〜後期

種々のキーワードに富む実に賑やかな瓶。「完全冠帽」はポリフード採用による衛生的瓶装の強調、「太陽瓶詰」は森永乳業からの友情拝借?だろう。ビタミンDを添加した“森永ホモ牛乳”売り出し当時の宣伝文句「一日分の日光浴に相当するビタミンD、太陽の瓶詰め」というキャッチコピーが念頭にないと、何のことやら分かりにくいのだが…。

「ママの美容と坊やの健康に」というフレーズは、各地の乳業が横断的に使っていたもので、出自は判然としない。中部地方(名古屋牛乳/中部牛乳)での採用例が多いようではある。

宣伝欄に「森永フルーツヨーグルト」が記載されていることからも想像できるが、磐井牛乳さんは昭和40年代中期に自家製造・自社銘柄を廃止、以降は森永系列の販売店となっている。大手乳業は地方進出の際、提携・買収の端緒として「併売取引」を持ち掛けることがあり、この瓶で言うと、まずはヨーグルトの販売請負から関係がスタートしたらしい事情が窺える。


創業> 不明ながら戦後?
昭31> 磐井牛乳・小野寺夘一郎/岩手県一関市山目字竹山53-1
昭34〜40> 磐井牛乳処理場/岩手県一関市中央町37-13
昭43> 同上/岩手県一関市中央町37-2
電話帳掲載> 「磐井牛乳」「森永牛乳一関販売所」/岩手県一関市宮下町11-7
銘柄廃止> 昭和45年前後
公式サイト> 未確認

処理業者名と所在地は、全国飲用牛乳協会 [牛乳年鑑1957年版]・食糧タイムス社 [全国乳業年鑑] 各年度版による。創業年等の一部情報は公式サイト他からの引用あり。電話帳掲載の確認は平成19年時点。



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