クイーンミルクプラント (1)クイーンミルクプラント (1) クイーンミルクプラント (2)クイーンミルクプラント (2)
クイーンミルクプラント (1)

クイーンミルクプラント
福島県大沼郡会津高田町字鹿島3054-2
石塚硝子製・180cc側面陽刻
昭和43年頃〜50年代
クイーンミルクプラント (2)

クイーンミルクプラント
福島県大沼郡会津高田町字鹿島3054-2
石塚硝子製・正200cc側面陽刻
200cc移行後〜昭和50年代

大阪・中西乳業さんが「王様牛乳」(姉妹品として「クインミルク」)というブランドを商っていたのに対し、こちらは差し詰め「女王の牛乳処理工場」といった趣向。ラフスケッチのような弱々しい線画の王冠が絶妙な味わい。昭和50年代に法人化へ至るも、程なくして廃業となったようす。

酪農史誌に掲載の福島県下市乳処理業者(昭和33年時点)一覧には、「クイーンミルクプラント(大沼高校)/大沼郡会津高田町」という表記でリストアップされている。

特段の言及がなく仔細不明ながら、同所には確かに福島県立大沼高等学校(法憧寺北甲3473)が現存し、[全国乳業年鑑]上の名簿を辿っていくと、事業者名や所在が一致している。どうやら当初は農業学校が擁する学内銘柄としてスタートしたらしい。

昭和43年までにミルクプラントは会津高田町鹿品へ移転。この頃、農業高校の運営から離れ本格的な乳業会社として再発足したと考えられる。大沼高校は実習を通じて生乳出荷を続けていただろうが、昭和48〜50年に農業科・畜産科を普通科に転科、関連施設を取り壊したとの記録があり、この時期には関係性が喪失…という流れを辿ったようだ。

世代的に判断が難しいところだが、掲載の(1)番瓶は200cc移行後、(2)番瓶時代の色物(コーヒー・フルーツ等)専用瓶装であった可能性が高い。ポジションとしては増量前の共通一合瓶であるケースが多いため、参考までに掲載。流通時期から推すに、いずれも牛乳工場が高校内から転出した後のものだろう。

会津高田町は平成17年、周辺町村と合併し会津美里町へ発展消滅した。


創設> 大正10年、大沼実業補習学校として
          幾度かの改称を経て、昭和23年に県立大沼高等学校となる
昭34> 県立大沼高等学校/福島県大沼郡会津高田町大字法憧寺
昭36> クイーンミルクプラント/福島県大沼郡高田町字法憧寺北甲
昭40> 同上/福島県大沼郡高田町字法憧寺北甲3473
昭43> 同上/福島県大沼郡高田町字鹿品3054-2 ※「鹿島」の誤記
昭46> クィーンミルクプラント/福島県大沼郡高田町字鹿島3054-2
昭50> クインミルクプラント/福島県大沼郡会津高田町字鹿島3054-2
昭56> (有)クインミルクプラント/同上
電話帳掲載・公式サイト> 未確認
廃業> 昭和50年代後期

処理業者名と所在地は、食糧タイムス社 [全国乳業年鑑] 各年度版による。
創業年等の一部情報は公式サイト他からの引用あり。電話帳掲載の確認は平成19年時点。



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