ペンギン柄が珍しく可愛らしい。牛と子供以外の生き物が描かれるケースはあまり多くない。刷り色が奔放で世代変遷についての解釈は難しいが、全て昭和30年代の統一瓶装と思われる。
(3)番瓶、ペンギン引退後?に登場する指を咥えた赤ちゃんの写真風印刷は特に目を引く。細かなドットの集合体で肌のグラデーションが描き込まれ、遠目には実にリアルだ。掲載の星ミルクプラント以外の採用例は殆ど類例がない。
製瓶コストは通常のそれよりも割高であった筈、採用に至った理由が気になるところ。赤ちゃんは社長の初孫で、それを記念して…ソロバン埒外のそんなエピソードがあったとすれば面白いが…。
昭和37年に協同乳業(名糖牛乳)と委託加工契約を締結し、しばらくは名糖ブランドと自社銘柄の平行生産を行っていたようだが、その後の経緯仔細は不明。廃業は昭和50年代初期。その後、処理工場として稼動した形跡は認められない。