<ロゴマーク・ブランドの変遷>
エンゼルマークの変遷は森永ミルクキャラメルの公式ページに詳しく掲載されている。天上を仰ぐ現在の形になるまでには大別して6パターンあったようだが、牛乳(印刷)瓶にプリントされていたのは昭和26年採用の六代目、「戦後35年間のマーク」である。
天使図案のきっかけは、森永創業当時の主力商品・マシュマロが、欧米でエンゼルフードと呼ばれていたこと。当時、創業者である森永太一郎が、親交のあったアメリカ公使夫人に見せたところ絶賛され、登用が決まったらしい。天使の掴んでいるTMは森永翁のイニシャルである。(参考:日本文芸社刊
「広告キャラクター大博物館」)
エンゼルマーク草創期には、九州に「天使綿」という脱脂綿のブランドが既にあり、商標権を森永製菓が買い取ったというエピソードもあるそうだ。確かに初代エンゼルと姿形に共通点があるし、地域限定とはいえ街中目立つ場所に貼られた琺瑯看板の広告効果を無視できなかったのだろう。
画像左:エンゼルマーク / 画像右:CI導入後のシンボル
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親しみ深く可愛らしいエンゼルはしかし、出自からして製菓寄りのシンボルだ。森永乳業では昭和52年頃のCI導入時に、心電図の波形みたいな現行の「Mシンボル」を導入すると、以降は天使の図案を使わなくなってしまった。
「ホモ」の名称は乳製品分野で商標登録、ビタミンD強化・1滴の脂肪も無駄にならない牛乳・一日分の日光浴に相当するビタミンD、「太陽のびん詰め」と大いに宣伝され、ホモちゃんはそのイメージ戦略の旗手となった。
(⇒<均質処理・超高温殺菌のパイオニア>)
ホモちゃんには太陽周縁のギザギザや目鼻の形状に多数のバリエーションが存在する。森永のデザイン微調整によるものだろうが、それぞれの年代を正確に追跡するのは困難である。なかには単純に製瓶元の違い=原版違いに起因するのもあるだろう。
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