更にグリコ乳業へ改称した平成12年、公式サイトにある現行の瓶製品に見られるような、独特の瓢箪形状瓶へ移行。この時ゴールインマークは姿を消す。走ってどこかへ行ってしまったのだろう。近年に至っては商号の印刷標示すらなくなり、ついに完全無地と化した。
グリコは昭和50年代後期に熊本工場以外の瓶装レーンを廃止。平成以降の瓶牛乳は中国・九州地方の流通に限られていたため、全国的には余り馴染みのないものとなった。その熊本工場が平成15年に廃止されてからは、グリコ協同乳業発祥の地・佐賀工場で今もなお瓶詰めグリコ牛乳の生産が続けられている。
グリコ乳業はそれとして社史の類を刊行しておらず、過去については同業グループ会社が錯綜し変遷仔細は不明な点ばかりである。地元農家・農協との協同会社立ち上げの際には、既存ローカルブランドの廃止例も少なからずあったと思われるが…。
この項は専ら総本山である江崎グリコが上梓した [創意工夫・江崎グリコ70年史](平成4年・同社刊)
より、グリコ協同乳業(株)のダイジェスト的な来歴記載に頼った。抜群の知名度を誇る全国区の乳業にあって、思い掛けず最も情報を入手しにくい会社である。
画像右:グリコ協同乳業の乳飲料製品一覧(昭和40年代初期)