“大分県酪農経営の先駆者”
として郷土史に名を残す、岩尾伏次郎氏が開設した由緒ある牧場さん。明治時代の初頭に存在した地元の棄児・孤児の救済施設において、哺乳のため県下で初めて輸入されたホルスタインが、創業のルーツになったと言われている。
彼に師事した愛弟子はやがて日田酪農協同組合を旗揚げし、この動きが後の三酪合併と九州乳業(みどり牛乳)の誕生へも繋がっていった。
岩尾牧場は子々孫々受け継がれ、長らく自家生産を続けていたが、昭和50年代中期に廃業、銘柄は消滅。掲載瓶は「要冷蔵」標示のみ、時代的には最期に流通していた一合瓶装だろう。今もご当地には牛舎やミルクプラントが
ほぼそのままの形で残されているようである。