昭和12年設立。戦時の企業合同では地元周辺の銀杏牛乳・高木弘乳舎・岡田省牧場・肥後牛乳・光乳舎、など最終的には13社と合併、熊本合同牛乳へ転身。戦後社名を復し、昭和34年には森永乳業と資本・業務提携を結ぶと、系列乳業として営業基盤を固めていった。
森永にとって九州地方は加工原料地帯として練乳の生産が主であったが、熊本牛乳(株)の委託製造開始により、同社は南日本における「森永牛乳」展開の先駆けとなる。
森永ブランドの傍ら“くまもと”銘も長らく併売され、昭和50〜60年代まで存続。丸く描いた“M(Milk)”の中に、社名の頭文字を配する屋号は、どういう経緯でか九州地方の乳業に散見されるもので、県下では(株)弘乳舎が代表的な例だろう。
昭和63年に熊本乳業(株)へ改称、平成8年には資本関係が整理され森永の連結子会社となるに伴い、“くまもと”銘はついに廃止。現在は森永製品を中心に、ご当地銘柄である阿蘇山麓牛乳を製造中。瓶詰めも健在だが、無地の軽量新瓶に切り替わっている。
― 参考情報 ―
熊本乳業 (Wikipedia)
/ 熊本牛乳の紙栓
(牛乳キャップ収集家の活動ブログ)
熊本乳業の森永製品キャップ
(牛乳キャップとは?)