片面だけを見れば、まるで販促用の硝子徳利か酒瓶そのもの。どでかい地酒の広告が異彩を放つ一本。松井酒造合名会社・「栄世菊」は、県下三潴郡にあった蔵元である。
牛乳瓶の宣伝欄には通常、自らの乳製品がラインナップされるものだが…往時はこんな奔放な異業種広告もあったようで、現在の標示ルールからすると
とんでもない掟破り?になってしまう。
同じく福岡県下・八女牛乳には醤油の広告が刷り込まれた瓶も存在していた。
筑後牛乳さんは昭和30年代後期の廃業、間借り広告の「栄世菊」さんはその後も長らく醸造を続けたが、平成17年頃に廃業と相成った。
乳業と同じく、造り酒屋も全国的に中小業者が淘汰される傾向にあるのはご存知の通りである。