「長谷川牛乳舎」銘の(1)(2)番瓶は、当時岡山県下に散在していた長谷川一族の牧場で共通利用されていたもの。
なるほど合理的なやり方だ。瓶のデザインを変えればそれぞれに製版代が発生してしまうし、製瓶会社への一括大量発注によるボリュームディスカウントも享受しにくいだろう。
新見市と落合町にあった牧場は昭和40年末までに閉鎖、前者は販売店として今なお存続。ミルククラウンに勝山の旭日が昇る、勝山町は長谷川ブランド最後の砦であったが、平成15年前後の頃合、ついに辞めてしまったようだ。
単純に手元の瓶だけを見れば、200cc移行に追いすがったものの、業容の縮小から再び一合瓶(180cc)に舞い戻ったかにうかがえる。一族共通瓶も含めて珍しい流れである。