清和牛乳清和牛乳

取り扱い乳業は著しく限られたと見られる二合 (360cc) 瓶。他の現物確認例は昭和30年代極初期の森永ホモ牛乳・なかよしビンのみだ。

掲載瓶は比較的新しい時代の手で、そのフォルムも大分こなれた印象。砲弾型500cc瓶を寸胴にした感じで、通常の一合 (180cc) 瓶より最大直径・背丈ともに二周りほど大きい。

側面陽刻の容量標示は大和/ユニオン硝子に特徴的な “ml” 単位の採用、丸みのある長方形で囲った上、枠内は梨地の凹凸加工が施されるなど、内容量を強調打刻している。

デーリィ牛乳250cc瓶など、全体に占める流通量が少ないこうした中容量ビンは残存する可能性が相対的に低く、なかなか出会えない。

(この項下段に続く)

清和牛乳 (二合瓶)

(株)清和牛乳
愛知県名古屋市守山区小幡苗代133
大和硝子製・360ml側面陽刻
昭和40〜50年代

単なる広告なのか、共用瓶だったのかは定かでないが、クロレラ・ジェフシー(シープレット)の大書きが目立つ。これは往時の(株)サン・クロレラが扱っていた乳酸菌飲料の類で、ボトラーのフランチャイズ展開や原液の卸売りをやっていたらしい。この場合 清和牛乳さんが原液を買い入れ、自社製品としてラインナップに加えて販売していたものだろう。

牛乳キャップとは?さんで紹介されている阪和クロレラフーズ(株)の紙キャップにクロレラ系の類似銘柄を多く確認できる。ただ、ヤクルト同様の小瓶、多くても一合瓶が限界…という分量が当時の乳酸菌飲料の相場であって、二合入りのものがあったのだとすれば、非常に珍しい売り方だ。

清和牛乳さんは平成14年、集約合理化により製造ラインを廃止?され、市乳としての銘柄は消滅。以降は (デザート系) 乳製品の生産販売に特化したようだが、仔細は不明。


設立> 不明
昭34> (株)清和商会/愛知県名古屋市北区大曾根町中田
昭36> 同上
昭40> 同上/愛知県名古屋市東区石神本町1-21
昭43> (株)清和牛乳/愛知県名古屋市守山区小幡苗代133
昭46> 同上
昭50> 同上/愛知県名古屋市守山区大字小幡字苗代133
昭56> 同上
昭60> 同上
平04> 同上
平14> 乳業施設再編合理化により市乳の生産販売を中止
電話帳掲載> (株)清和牛乳/愛知県名古屋市守山区苗代2-1-13
銘柄廃止> 平成14年頃?
公式サイト> 未確認

処理業者名と所在地は、食糧タイムス社 [全国乳業年鑑] 各年度版による。
創業年等の一部情報は公式サイト他からの引用あり。電話帳掲載の確認は平成19年時点。



漂流乳業